美白成分配合の化粧品がどんなシミでも効果があるという訳ではありません。
美白化粧品が効くシミと効かないシミを理解しておきましょう。効果的な美白化粧品の選び方もページ下でアドバイスしますね。
シミの種類
実はシミというのは医学的な言葉ではないので厳密な定義はありません。
つまり、肌の上に正常な肌色ではない別色が発生し、美容上問題になったものを一般的にシミと呼びます。
それらは医学的には６種類のシミに分類されています。
まずはシミの種類を把握しておきましょう。
老人性色素斑
「シミ」と言われるものの中で、もっとも多いのがこれです。
日光性黒子ともいい紫外線の影響でできるものです。
主に頬骨の高い部分に、１センチ大くらいまでの丸い色素斑ができ、初めは薄い茶色をしていますが、だんだん濃くはっきりとした色になってきます。
何年も経つうちに盛上がってくることがあり、次で説明する脂漏性角化症になってくる場合もあります。
脂漏性角化症
老人性色素斑から次第にイボのように盛り上がってきたものをいいます。
よく見ると表面がボツボツとしています。
手の甲などにできる茶色いシミもこれに相当するものが多いです。
雀卵斑（そばかす）
遺伝子的な小さいシミのことをソバカスと言います。
１０代の頃からでき始め、小さい茶色い色素斑が鼻を中心に散らばるようにできます。
よく見るとシミの形が丸というよりは、三角や四角い形をしています。
色白の人に比較的多く見られます。
炎症性色素沈着
ニキビ痕や傷の痕などが、茶色くシミになって残ったものです。
虫さされに刺された箇所を掻くとシミになってしまうことがありますが、それも炎症性色素沈着にあたります。
またムダ毛を毛抜きで抜いたあと、黒くなることがありますがそれもこれです。
時間がたてば消えるものもありますが、その間に日焼けをしてしまうと消えなくなることもあります。
肝斑
頬骨の部分に、モヤモヤと左右対称にできることが多く、色は茶色、灰色などさまざまです。
鼻の下や額に出ることもあります。
女性ホルモンのバランスの崩れが原因だといわれており、更年期の人によく見られます。
花弁状色素斑
海などで急に日焼けした後に、肩から背中にできる小さなシミで、よく見ると花びらのような形をしていることからこう呼ばれます。
シミにも沢山種類がありますね。では本題の美白成分で効果があるシミはどのタイプなのでしょうか？
美白化粧品が効果のあるシミ
美白化粧品が効くのは初期の老人性色素斑、炎症性色素沈着、肝斑です。
女性が気にしているシミのほとんどは老人性色素斑なのですが、これに関しては初期のものには効果がありますが、濃くはっきりとした色のシミには効果はありません。つまり「こんなに濃いシミがこの化粧品で消えました！」というのは怪しいですね。
しかし、美白化粧品に効果がないわけではなく、きちんとした使い方をすれば効果は現れます。
まず美白化粧品は「予防的に使うもの」と心得て下さい。
シミがでてくる早さはその人のスキンケアの仕方や生活習慣によって個人差はありますが、歳と取れば誰にでもできるものです。
なのでシミが実際にでき始めるのを待つのではなく、もっと早めに美白化粧品を使う方が良いです。
年齢的には２０代後半から使い始めるのが理想的ですね。
美白っぽいものでは効果なし
たくさんある美白化粧品の中から一つを選ぶのはなかなか難しいことだと思います。そんな人の為にヨシ子が美白化粧品の選び方のアドバイスをしたいと思います！
化粧品を選ぶにあたり使い心地や使用感も大切なのですが、１番重要視して欲しいのが美白成分を含んでいるということです。
「今更何をあたり前のことを言っているんだヨシ子さん」と思う人もいると思いますが、化粧品の中には美白成分を満足に含んでいなくても「ホワイト◯◯」などのような、さも美白成分沢山含んでいますよ〜みたいな名前を付けて売られているものもあるんです！！
ヨシ子も以前はとりあえず美白って書いてあるパッケージの化粧水使っていました。
知識がない人からしたら効果があるって思いますもんねm(__)m
しかしそれでは確実な効果は期待できませんので注意しましょう！！！
一言に美白成分と言っても色々な種類があります。
その中でもヨシ子注目の美白成分はハイドロキノンです。
欧米ではかなり前から使われていたのですが、効果が強すぎるが故に皮膚への刺激が強いと日本では化粧品への配合が禁止されていました。
しかし近年では効果はそのままで低刺激にできる技術に発展し日本でも化粧品に配合できるようになったんです。
酸化しやすいことや、刺激が強いなどのデメリットが解消されているので安心して使うことが出来ますね。
効果のある美白化粧品を選んでシミを予防＆改善しましょう。
