シッピー右

無添加と聞くと何となく肌に良さそうな感じがしますね。しかしこのイメージは本当に正しいのでしょうか?

無添加化粧水とは

そもそも無添加とは何を添加していないという意味なのでしょうか?
30年以上前に厚生労働省から、101種類の「化粧品表示指定成分」というものが判定されました。
これがどのような成分かというと、肌が弱い人や敏感な人にアレルギー性皮膚炎を起こす可能性がある成分のことです。
多くは香料、保存料、界面活性剤などです。
「これらの成分を含んでいる場合は、ちゃんと表示して下さいね」と薬事法で決められたのです。
これらの101種類の成分を含んでいないものを無添加と呼んでいるのです。

無添加は安心なの?

アレルギー性皮膚炎を起こす可能性のあるものが入っていないということは安心なのでしょうか?
残念ながらそういうことではありません。
化粧品表示指定成分が決められてからもう30年以上もたっています。
この年月の間に研究や技術が進み製法が良くなって安全性が高まった成分もあります。
反対に、化粧品表示成分ではないだけで、安全性が不確かな成分もどんどん出てきています。
つまり今となってはこの「化粧品表示指定成分」の法律は無意味になってしまいました。
それと同時に化粧品の無添加という言葉もほぼ無意味になってしまったのです。

無添加だからといって肌に良い訳ではない

無添加=安心=肌に良いというイメージがありますが、上で説明したように無添加とうたっているものでも特に決められた定義があるわけではありません。
しかし、私たちには安心と言うイメージが定着してしまっていることから、メディアの広告のキャッチコピーでは未だにこういった言葉がよく使われています。肌質は個人差がありなにが良いというのは人それぞれです。
無添加にこだわるよりも、自分の肌に合わない成分を知り、それが入っていない化粧品を選ぶことが大切です。