シッピー右

日焼け止め化粧品に表示されているSPFとPAの意味を知っていますか?それぞれに違う意味があるので意味を知って効果的な紫外線対策をしましょう!

日焼け止め化粧品のSPFとは?

IMG_9353

「SPF」とは紫外線B波(UV-A)をカットする力を示しています。
⇒紫外線A波、B波についてはこちら
なにも塗っていない状態に比べて、サンバーン(赤くなってヒリヒリとする症状)が始まるまでの時間をどのくらい延ばせるか、という目安です。
例えば「SPF2」は約2倍の時間延ばすことができるという意味です。
一般的に、成人が夏の日差しの下にいた場合サンバーンをおこす程度の紫外線を浴びるのには約20分ほどだと言われています。
「SPF2」は20分の2倍で40分間に延ばすことができるということです。

日焼け止め化粧品のPAとは?

PA値は、紫外線A波を(UV-A)をカットする力を示します。
SPFのように数字では表記されずに+から+++の三段階で表示されています。
+が多いほど効果があり、+はやや効果あり、++は効果あり、+++は非常に効果有りという意味です。
なぜ明確な数字で表していないかというと、紫外線A波の影響は紫外線B波よりすぐに、はっきり現れないため測定が難しいのです。
実際に人を使い測定をしているので、数日後の影響を正確に観察できません。
その為大まかな数値として3段階表示が適用されています。

SPF値とPA値が高い方が良いの?

シミをつくらない為には、普段から高めの値の日焼け止めを使用する方が良いのでは?
確かにそう考える人が多いと思いますが、実際にはそんなに単純なものではありません。日焼け止め化粧品は少なからず肌に負担をかけるものです。
皮膚科科学会でも「日常使いであればSPF20、PA++」を推奨しています。
効果が強いものの方が負担は大きいので、日常使いの日焼け止めと山、海などのアウトドア用の日焼け止めを使い分けましょう。

日焼け止めにプラスαで

SPFはサンバーンが始まるまでの時間を延ばすことができると説明しました。
ここで間違わないで欲しいのがSPFはサンバーン(肌が赤くなる)までの時間について測定された数値なので肌にシミができるまでの時間ではないのです。
実際にはサンバーンを引き起こすほどの日焼けをしていなくても、シミはできます。
ほんのわずかな紫外線でも、少しずつ皮膚の中で細胞に変化を与え、シミ予備軍をつくりあげていくのです。
日焼け止めを使い紫外線を予防することは大切ですが、日焼け止めだけで完全にシミをつくらないことは難しいのです。
そこで日々のスキンケアにビタミンC誘導体配合の化粧品を取り入れるようにしましょう。
ビタミンC誘導体には抗酸化力があり、紫外線に対する抵抗力をつけるのに役立ちます。メラニン色素の生成も抑制する働きもあるので効果的にシミ対策をすることができます。日焼け止めとビタミンC誘導体のダブル対策でシミを予防しましょう。